電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)が最近、会社のビットコイン全量を移動させ、市場ダンピングに対する懸念を呼び起こした中、当該資産はまだテスラが保有しているという分析が出た。

ブロックチェーン分析会社アーカム(Arkham)は、「先週報告したテスラのウォレットの動きは、ビットコインをまだテスラが所有している状態でのウォレット交換だったと思う」と伝えた。

先月15日、テスラは会社が保有している全てのビットコイン資産を未確認のウォレットに移した。アーカムによると、同社はこの日、1万1509個のビットコインを1100~2200BTCを保有する7つのウォレットに分割した。ウォレットアドレス「1Fnhp」と「1LERL」は、それぞれ1億4220万ドル(約216億円)と1億2810万ドル(約195億円)という最大の金額を受け取った。

この大規模な動きは当初、潜在的な市場ダンピングの恐れを引き起こし、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアプラットフォームで不安を引き起こした。 しかし、アーカムのデータによると、これらのウォレットは15日以降、ビットコインの資金を全く動かしていない。

また、CoinGeckoのデータによると、テスラの動きはビットコインの価格に反映されず、テスラの動きから10月21日までにビットコインの価格は5%上昇し、6万9220ドル(約1054万円)に達した。 その後、ビットコインの価格は2.3%下落し、6万7600ドル(約1029万円)に達した。

テスラがビットコインを送金した正確な理由は不明だが、アーカムは「一部のオブザーバーは、その資金はローンを担保するために信託会社に移動した可能性があると推測している」と伝えた。
2024/10/23 16:25
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