米SEC、Crypto.com調査終了…追加法的措置は取らない

Crypto.comは、米国証券取引委員会（SEC）が同社に対する調査を終了し、さらなる法的措置を取らないことを発表した。これは最近、SECが調査を中止した最後の暗号通貨企業の事例の一つである。

27日（現地時間）、Crypto.comは声明を通じ、SECが自社に対する法執行措置を取らないことを決定したと明らかにした。SECはこれに対する公式的な立場を明らかにしなかった。

Crypto.comの最高法務責任者（CLO）であるニック・ルンドグレン（Nick Lundgren）は、「前政権の下で、SECは議会が付与した権限を武器化して拡大しようとし、前任の委員長が好ましくないと思った産業を弾圧しようとした」とし、「何年もの調査に耐えなければならず、法治主義を守るために直接SECに対して訴訟まで提起しなければならなかったことは残念だ」と述べた。

SECは最近数週間、クラーケン（Kraken）、コインベース（Coinbase）などの主要暗号資産企業に対する調査及び訴訟を中断した。今月初めには、リップル（Ripple）との訴訟でも控訴を放棄した。