世界最大の資産運用会社であるブラックロック(BlackRock)が、米国市場を越えてヨーロッパでもビットコイン上場指数商品(ETP)を発売し、仮想通貨投資商品を拡大している。

ブラックロックは自社アイシェアーズビットコインETPをジェトラ、ユーロネクストアムステルダム、ユーロネクストパリなど欧州主要証券取引所に上場した。

今回の上場は、ブラックロックのアイシェアーズ・ビットコイン・トラストETFが米国市場で成功を収めたことに基づくものだ。同ETFは現在、ビットコインの総供給量の2.73%に相当する507億ドルを運用しており、米国のビットコインETF市場をリードしている。

Algozの戦略・収益担当ディレクターであるStephen Wundke氏は、「iSharesのビットコインETPの導入が、米国と同じように欧州市場で同じような反応が得られるかどうかはわからない」とCointelegraphに語った。

その理由として、ヨーロッパは米国より規制された資産運用会社を通じた高品質の投資商品がすでに多く提供されており、ビットコインを直接購入することも容易であることを挙げた。

ただし、「欧州の伝統的なファミリーオフィスが『デジタルゴールド』に資産を配分する機会が開かれたことはポジティブだ」と評価しながらも、「米国のように第1四半期に600億ドル規模の買いが殺到することを期待してはいけない」と付け加えた。

新しいETPは、ジェトラおよびユーロネクストパリで「IB1T」というティッカーで取引され、ユーロネクストアムステルダムでは「BTCN」というシンボルを使用する。
2025/03/26 15:33
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