高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」、NFT特許技術侵害で訴えられる

ブロックチェーン基盤のNFTスマートウォッチを開発する企業が、スイスの高級時計ブランドであるタグ・ホイヤー（TAG Heuer）を特許侵害容疑で訴えた。

10日（現地時間）、ウォッチスキンズ（Watch Skins Corporation）は、米国テキサス連邦裁判所に提出した訴状でLVMHが自社の「革新的なNFTディスプレイ技術」を無断盗用したと主張した。

ウォッチスキンズは、ユーザーが認証されたNFTアートをスマートウォッチに表示できる独自のシステムを開発し、これに関連する複数の特許を保有していると述べた。

また、LVMHが所有する時計ブランドであるタグ・ホイヤーを含むLVMH系列のブランドの一部製品が、同社のNFTディスプレイ技術を無断で使用したと主張している。当該技術は、ウォッチスキンズが保有する3つの特許に基づいたものだという説明だ。

LVMHは、ルイ・ヴィトン、ジバンシイ、タグ・ホイヤー、ティファニーなどフランス・パリを本拠地とするラグジュアリー産業における多国籍持株会社だ。

ウォッチスキンズは陪審裁判を要請し、特許侵害による損失およびロイヤリティ補償を要求した。 また、LVMHが当該特許技術を追加で使用することを禁止する裁判所の命令を要請した。