ラリーしていたビットコインが急落する代わりに時価総額2位のイーサリアムが上昇するなど、仮想通貨市場で循環買いが発生し、ビットコインが年末まで横ばいする可能性が高まっていると、暗号資産(仮想通貨)専門メディアのコインデスクが25日(現地時間)報道した。

循環買いは、株式市場にもしばしば現れるもので、例えば、米株式市場のラリーを導いてきた技術株が上昇しすぎたと判断した場合、投資家が中・小型株に乗り換える現象を指す。

仮想通貨市場でもこのような現象が起きている。ビットコインが上がりすぎたと判断し、時価総額2位のイーサリアムに投資が集まっているのだ。

26日午後4時35分現在、グローバルコイン相場中継サイトであるコインマーケットキャップでビットコインは24時間前より4.17%下落した9万3950ドル(約1445万円)を記録している。これに対し、イーサリアムは0.84%上昇した3410ドルで取引されている。

暗号通貨市場にも循環買いが発生していることが証明された。

これは、トランプの大統領選勝利後、ビットコインがほぼ垂直に急騰した後、週末に投資家がより小さく、よりリスクの低い暗号通貨に資金を回し始めたことを証明している。

仮想通貨会社ウィンセントのシニアディレクターであるポール・ハワードはコインデスクとのインタビューで、「ビットコイン10万ドルが強力な抵抗線として機能すると、循環買いが発生した」とし、「ビットコインが新年まで横ばいで現在の水準を維持する可能性が大きい」と展望した。

彼は「これまで大幅に上がったビットコインの代わりに、大幅に上がったイーサリアムに対する買いが流入しており、これは典型的な循環買いであり、合理的な投資行動だ」と付け加えた。
2024/11/26 17:17
Copyright(C) BlockchainToday bitcoinpost24.com