
米国上院は通常、連邦検察官や地方裁判官の任命において、その州の上院議員が提出する「ブルースリップ(blue slip)」により、手続きを中断または拒否することができる。今回の措置により、クレイトン氏は上院の投票なしで最大120日間、職務代行として活動することができ、その後は上院の正式な承認を受けるか、マンハッタン連邦裁判所から一時的な延長を受ける必要がある。
今回の任命で、最近、元FTXのサム・バンクマン=フリード(Sam Bankman-Fried)CEOの有罪判決など、高リスクの暗号資産関連事件を主導したダミアン・ウィリアムズ(Damian Williams)の後任として活動することになる。
一方、クレイトン氏は、2017年5月4日から2020年12月23日までSECの委員長を務め、暗号資産(仮想通貨)に友好的な人物として知られている。在任中、彼は暗号資産企業に対して56件の執行措置を取っている。
また、2021年12月、CNBCとのインタビューで「私は暗号資産技術の巨大な支持者である」と述べ、「トークン化による金融システムの効率改善は非常に大きい」と述べた。
2025/04/23 11:10
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