ビットコイン(BTC)価格がビットコイン現物上場指数ファンド(ETF)の純流出転換、多段階プロジェクト「プラストークン」関連資金の移動などで下落傾向だ。

10日午後1時、コインマーケットキャップ基準海外ビットコイン価格は前日同時間より2.49%下落した6万803ドル(約909万円)を記録している。

ニューヨーク株式市場は2日連続上昇で終えた中、仮想資産市場だけが揺れる原因としては、プラストークン関連資金の移動が指摘される。プラストークンは中国の暗号資産(仮想通貨)マルチ商法(詐欺)プロジェクトで、幹部が中国当局によって検挙された2020年当時、史上最大規模の仮想通貨詐欺と報道されたことがある。

9日(現地時間)、OXTリサーチアナリストのFreeSamouraiは、X(旧ツイッター)を通じて「プラストークン関連ウォレットアドレスから過去24時間、7000 ETH(約1663万ドル、約24億8647万円)がバイナンス、OKX、ビットゲットなどの中央化取引所に入金された」と明らかにした。

中央化取引所に資金を入金することは、一般的に「売り」のための行為とみなされる。これにより、大規模な資金が市場に放出される可能性が浮上し、ビットコインをはじめとする主要仮想資産の価格が下落したものと見られる。

米国のビットコイン現物ETFの資金フローも純流出に転換した。ビットコイン現物ETFは去る4日と7日、2取引日連続で純流入を記録したが、去る8日(現地時間)には1860万ドル(約27億8068万円)規模の純流出を記録した。

2024/10/10 14:11
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