メタプラネット(Metaplanet)とエルサルバドルが、暗号資産(仮想通貨)市場が急落する前にビットコインを追加購入した。

25日(現地時間)、メタプラネットは、同日市場が急落する前にビットコインを1BTC当たり9万6185ドル、エルサルバドルは1BTC当たり約9万4050ドルで追加購入した。当時、ビットコインは10時間の間に5%以上下落した。

メタプラネットは135BTCを1300万ドルで購入し、エルサルバドルは24日に7BTCを追加購入した。メタプラネットとエルサルバドルの購入後、25日、ビットコイン価格は9万ドル台まで下落した。

日本に本社を置くメタプラネットの今回の追加購入で、ビットコインの総保有量は2225BTCとなった。これは現在の相場で2億500万ドル以上の価値に相当する。

メタプラネットの平均ビットコイン購入価格は8万1834ドルで、約12.7%の収益率を記録している。同社は昨年4月からビットコインを金融資産として採用し、本格的な購入を開始した。

一方、メタプラネットは、独自に評価する会社のビットコイン保有量と希薄化された株式数間の比率の期間変動率である「BTC利回り」が今四半期に23.3%増加したと発表した。同社は今年第1四半期の目標である35%の増加率達成を目標としている。

現在、メタプラネットは全世界の企業の中で14番目に多くのビットコインを保有している。

一方、エルサルバドルは今回、通常より多い7 BTCを追加購入した。これは、エルサルバドル政府が実施している「1日1BTC購入政策」よりも6BTC多い量である。

エルサルバドルの今回の購入は、トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課す計画が予定通り進行中であることを明らかにする約1時間前に行われた。トランプ大統領の発表後、暗号資産市場は急落した。

今回の追加購入により、エルサルバドルの総ビットコイン保有量は6088BTCに増加し、現在の相場基準で5億6070万ドル相当の価値を持つ。
2025/02/26 12:42
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