イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)が2024年のノーベル経済学賞受賞者候補として言及されている。

マージナルレボリューション(Marginal Revolution)の創立者であり経済学者のタイラー・コーウェン(Tyler Cowen)とアレックス・タバロク(Alex Tabarrok)は8日(現地時間)、ポッドキャストに出演し2024年のノーベル経済学賞受賞者について予測した。

コーウェンは、「(ノーベル経済学賞部門では)珍しい選択だが、機会があれば、イーサリアムの共同創業者であり、コンピューター科学者であるブテリンを選ぶだろう」と語った。

2人は、理論経済学の価値について意見を交わしながら、ブテリンが実際に通貨経済学に貢献した人物であるため、受賞に値するということに同意した。

コーウェンは、「ヴィタリックは一つのプラットフォームを作り、一つの通貨を創造した。もちろん、サトシ(ビットコイン)の足跡をたどったが、ノーベル賞を受賞するためには、さらに何が必要なのだろうか」と述べた。

タバロクもこれに同意し、「ヴィタリックはイーサリアムのメカニズム設計を改善するために継続的に貢献しており、その中でもPOW(Proof of Work)からPOS(Proof of Stake)への転換が代表的だ」と付け加えた。

また2人は、ブテリンの温厚な性格について話し合い、彼は暗号通貨の世界を代表する知識人であり、好感が持てる人物であると説明した。

しかし、タバロクは、ブテリンの暗号通貨への貢献は、ビットコインの匿名の創設者に次ぐものだと指摘した。「サトシも賞に値するべきだった。しかし、おそらくサトシは死んでいるだろう」と述べると、コーウェンは「サトシが死んでいるかどうかはわからない」と答えた。

2024年のノーベル経済学賞受賞者は10月14日に発表される予定だ。
2024/10/10 12:52
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