TON、2年以内に「脱テレグラム化」の可能性…ビットコインの収益を上回るだろう

TONの仮想通貨トンコイン(Toncoin)が今後数年間、強気相場シナリオでビットコインの現物収益率を上回る可能性が高いという予測が出た。

主要仮想通貨取引所であり、The Open Network Foundation(TON)の主要投資家であるBitgetは、TONに関する研究報告書を公開し、ネットワーク生態系に対するいくつかの大胆な見通しを発表した。

Bitgetは報告書で、TONエコシステムがTelegramに関連する規制問題から距離を置く必要があることを示唆し、TONは長期的に規制リスクを軽減するために2026年までに「脱テレグラム化」に進む可能性が高いと予測している。

報告書では、TONブロックチェーンが2024年までテレグラムユーザーベースに依存するだろうとし、「長期的に生態系が発展し、インフラが改善されるにつれて、テレグラムに関連する規制リスクを緩和するために“脱テレグラム化”に向かう傾向があるだろう」と伝えた。

また、ビットゲットは、TONブロックチェーンの基本的な暗号通貨であるトンコインが全体の市場動向と共に上昇すると予想し、強気相場シナリオでビットコインの現物収益率を上回る可能性が大きいと予測した。 また、TON生態系は機関の支援をより多く受けると予想され、これらの機関のほとんどは、店頭(OTC)でTONを購入することを好むと報告書は分析した。

TON生態系は今年急激な成長を記録し、Notcoinとハムスターコンバット(Hamster Kombat)などのTelegramミニアプリの急速な採用から生まれた。去る7月、TONプロジェクトの総ロックアップ価値(TVL)は7億7660万ドル(約1111億円)でピークを迎え、5300％以上の驚異的な急増を見せた。