ロシア財務省幹部、「国家レベルの独自ステーブルコインを開発すべき」と語る

ロシア財務省の高官が、自国で独自のステーブルコイン開発を検討すべきだと言及した。

17日（現地時間）、ロシア財務省金融政策局の副局長であるオスマン・カバロエフ（Osman Kabaloev）は、米国当局とステーブルコイン発行会社であるテザー（Tether）が制裁を受けるロシアの取引所ガランテックス（Garantex）と連結されたウォレットを凍結した後、ロシアが独自のステーブルコイン開発を検討すべきだと明らかにした。

また、「私たちは実験的な法的枠組みの中でステーブルコインの使用に制限を設けていない。最近の状況は、このツールが私たちにリスクをもたらす可能性があることを示している」と言及し、「これにより、私たちはUSDTと同様の内部ステーブルコイン開発の必要性を検討している」と伝えた。

3月6日、米国司法省はドイツとフィンランドの当局と協力して、2019年の設立以来、960億ドル以上の犯罪収益を処理した疑いがあるガランテックスに関連するドメインを凍結した。同日、テザーは2700万ドル規模のステーブルコインを凍結し、ガランテックスのすべての業務を停止させた。

一方、ロシアはすでに暗号資産関連法案を発展させており、政府は犯罪手続きに関連して暗号資産を資産として認める新しい立法作業を進めている。