アバランチ、開発インセンティブとメインネットアップグレードの発表で上昇傾向

アバランチ(Avalanche)生態系のネイティブトークンであるAVAXが4000万ドル(約58億円)規模の開発者インセンティブと間もなく行われるメインネットアップグレードの期待感で上昇傾向を見せている。

26日(現地時間)、仮想通貨相場サイトコインマーケットキャップでアバランチは24時間前より8.01％上昇した29.22ドル(約4245円)を記録している。これは7日前より9.65％上昇したものだ。

同日、アバランチ財団(The Avalanche Foundation)は、アバランチネットワーク上でレイヤー1ブロックチェーンを構築する開発者を支援するために4000万ドル規模の助成金プログラムを発表した。

「Retro9000」と名付けられたこのプログラムは、待望のアバランチ9000(Avalanche9000)のアップグレードを控え、開発者がアバランチネットワークでより活発に活動することを奨励することを目的としている。

3日、アバランチ財団は「Avalanche9000は、2020年9月のメインネット立ち上げ以来の最大のネットワークアップグレードであり、スケーラビリティを促進し、費用対効果を向上させ、開発者エクスペリエンスを向上させるものです」と発表した。

ネットワークが開発者やユーザーにとってより魅力的になるにつれて、AVAXの需要が増加し、価格が上昇する可能性が高くなります。

技術的な観点から見ると、AVAXは27ドル(約3919円)から28.65ドル(約4159円)までの重要な需要領域で取引されています。200日EMAがこのエリア内にあり、AVAXの価格が下落した場合、比較的強力なサポートが形成されていることを示唆している。

このサポートラインの近くで買い手が集まれば、AVAXの価格をさらに上昇させる勢いを提供する可能性がある。もしそうなれば、トークン価格は5月22日の高値である41.78ドル(約6065円)に向かって上昇する可能性があり、これは現在の水準から約42％の上昇を意味する。

このサポートエリアの重要性は、IntoTheBlockのオンチェーンデータによって確認されている。In/Out of the Money Around Price（IOMAP）」モデルによると、AVAXは、回復過程で直面している抵抗に比べ、比較的強力なサポートを持っている。

例えば、200日EMAは約27.51ドル(約3994円)から28.44ドル(約4128円)の価格範囲内にあり、この範囲内で約19万1230のアドレスが約770万のAVAXを購入している。

AVAXのポジティブな見通しをさらに裏付ける指標は、プロジェクトのエコシステム内の成長を反映する総預金価値（TVL）データである。TVL分析は、投資家や開発者がブロックチェーンにどれほど関心を持っているかを理解するのに役立つ。TVLは、分散型金融（DeFi）プロジェクトにおける銀行預金に似ており、市場の方向性にも影響を与える可能性がある。

DefiLlamaのデータによると、AvalancheのTVLは価格とともに増加しており、8月5日の7億1,740万ドル(約1041億5400万円)から現在10億ドル(約1452億円)に上昇し、43.5％増加した。 同じ期間、AVAXの価格は50％以上上昇した。

このTVL増加現象は、ブロックチェーンとのユーザーインタラクションが増加していることを示しており、これはAVAXトークンに対する需要の増加につながる。 高い需要は通常、大きな幅の価格上昇を予告する指標である。